黒5手目変化 その3 5.Qe7 Ra5+
6.Kc6 でメイトの狙いが起こるため黒は 6...Ra6+ とするしかありません。
6.Kc6 Ra6+ 7.Kb5
7...Ra8 8.Kb6 で勝利目前。
7...Ra8 以外でもすぐ決着します。
黒5手目変化 その4 5.Qe7 Kb8
最善手より4手長引きますが、このような局面においてパターンとなる 6.Qd7 を見ていきます( 黒 K の行動範囲を制限させる )。
ちなみに最善手は 6.Kc5 です。
6.Qd7
変化が多くなりますがためになるのでそれぞれ見ていきましょう。
6...Ka8 → 局面9の5 に出てきた局面。
黒6手目変化その1 6...Ra7 ( 最善手 )
黒6手目変化その2 6...Rh6
黒6手目変化その3 6...Ra5+
黒6手目変化その4 6...Rb6
黒6手目変化その5 6...Ra2
黒6手目変化その6 6...Ra1
黒6手目変化その7 6...Ra8
黒6手目変化その1 6...Ra7
この対応は簡単ですね。 7.Qd8+ Kb7 8.Kc5 下図
黒は R を動かすしかありません。黒の最善手は何でしょうか?
8...Ra8 9.Qd7+ Ka6 10.Qc6+ 次手メイト
8...Ra8 9.Qd7+ Kb8 10.Kb6 勝利目前
8....Ra1 9.Qd5+ でダブルアタック間近 ( 9...Ka6 10.Qa8# )
最善手は 8...Ra6 ですが
9.Kb5 Ra7 で 局面1 になります。
9.Kb5 Ra1 10.Qd5+ でダブルアタック間近
よって 8...Ra3 を見ていきましょう。
8...Ra3
最善手は 9.Qd7+、9.Qb6+、9.Qe7+ の3つですが、いずれも厄介な感じの局面になります。
2手長引きますが、クイーンで b3 を支配する 9.Qd5+ とするのが良いでしょう。
9.Qd5+
9...Ka7 10.Kb5 で勝利目前
9...Kc8 10.Kb6 で勝利目前
9...Kb8 10.Kb6 で勝利目前
9...Kc7 を見ていきましょう。
9...Kc7
最善手はいくつかありますが、 b3 支配を残しつつ、黒 K をバックランクへ追いやる 10.Qf7+ が分かりやすいです。
10.Qf7+
10...Kb8 11.Kb6 で勝利目前
10...Kc8 11.Kb6 で勝利目前
10.Qf7+ Kd8 11.Kb6
11...Ra4 12.Qc7+ Ke8 13.Rc6+ でダブルアタック
11...Rh3 12.Qc7+ Ke8 13.Qc8+ でダブルアタック
11...Re3
実はこれ 局面9の3 に出てきましたので、復習でそちらをご覧ください、結構ためになる局面です。
黒6手目変化その2 6...Rh6
難しくはないですが、そう簡単でもありません。すぐにダブルアタックがかかるわけではないので、適切な手を指していきましょう。最善手は 7.Qd8+ と 7.Qe8+ の2つ。
7.Qe8+ を見ていきます。
7.Qe8+
7...Kc7 8.Qe7+ で次にダブルアタックがかかるため、7...Kb7 がいいです。
7...Kb7
8.Qe7+ Ka6
Rh5+ とされるので避けたくなるかも知れませんが、9.Kc5 がもう1つの最善手です。
9.Kc5
9...Rh1 10.Qd6+ Ka7 11.Qc7+ で次にダブルアタック
9...Rg6
この局面になって落ち着いて考えれば問題ないでしょう。白 K は 黒 K に十分近づいており、Q が g5 を支配しているため、 10.Qd8 で 11.Qa8# の狙いを持つのが最善手です。
10.Qd8 に対して 10...Ka7、 10...Kb7 どちらでも 11.Qd7+ で次にダブルアタックがかかります。
9...Rh5+
白 K を 4th ランクへ動かしたくなりますが・・・ メイトの狙いが起こる 10.Kc6! が正解です。
10.Kc6! Rh6+ 11.Kc7
気づきにくいものもありますが、ダブルアタックがかかりやすく勝利目前です。
ご確認ください。
局面9の9 に続く
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