局面 1


白先手


黒 K と R がボードの角に近いため、対処法を知っていれば難しくありませんが、知らなければ意外と困ります。

白 K を動かす必要はないため Q をどこへ動かすか?

1.Qb6+ Ka8 や 1.Qd7+ Kb8( 1...Ka8?? 2.Qc8# )は良くありません。

1.Qd5+ としたくなりますが 1...Qc7 とされます( R 側は覚えたい防御手 )。

ここは 1.Qd4 として R を攻撃する waiting move がパターンなので覚えましょう。




Q が R を攻撃しているので黒 K の動きが制限されます。

1...Ka8 2.Kb6 Rb7+ 3.Ka6 で次に Qh7# か Qd8# の狙い。
3...Rb6+ に対して 4.Qxb6?? ステイルメイトは要注意です。

1...Kb8 2.Kb6 Rb7+ 3.Ka6 で勝利目前

1...Ra8 2.Qd7+ Kb8 3.Kb6

1...Ra3 2.Qg7+ 次に Qf8+ でダブルアタック



黒先手


続いて黒先手の場合です。黒 K は動けないため R を動かすことになります。

1...Ra8 2.Qd7+ Kb8 3.Kb6 先程出てきた局面です。

1...Ra3 2.Qe7+ でダブルアタック

1...Ra1 2.Qd5+ Kc8 3.Qg8+ 次に 4.Qg7+ でダブルアタック

今回は黒 K と R がボードの角に近かったため簡単でしたが、このパターンがボードの中央へ向かうと容易でなくなります。


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