タイプ 1 と タイプ 2 について


タイプ 1



タイプ 2


キングが opposition の状態で R が 黒 K のとなりにあり、Q が上図の位置関係にあるパターンをタイプ 1、タイプ 2 とします。黒 K の動きが制限されているため黒先手ならば R を動かす必要があります。

Q 側がこのパターンにすることがよくあるため、対処法を知っておきましょう。

タイプ 1、2 とも黒先手の場合が多いのですが、白先手の場合もあるためどちらが先手でも対処できるようにしましょう。



タイプ 1 で白先手の場合、Q を動かしてタイプ 2 にします。例えば上図のタイプ 1 では
1.Qa8 とすることでタイプ 2 になります。




タイプ 2 で白先手の場合 Q を動かしてタイプ 1 にする場合とそうでない場合があります。

駒が端列に近くタイプ 1 と タイプ 2 の変換ができない場合は別途 対処する必要があります。




特殊なケースとして、上図のように白 K が端列にある場合、1.Qb4 としてタイプ 2 にしようとすると最善手より12手長引きます。この場合は 1.Qd6+ とするのが最善手で
 「 局面 11 」で解説します。


局面 1 ~ 24 までこれらの opposition タイプで、似たような局面のため面倒に感じるかも知れませんが、強いコンピューターやマスターが相手でも Q 側で勝てるようになるためには opposition タイプの知識が必須となります。


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