R の安全な移動先


ルークをどこに動かしたら安全でしょうか?

以下は一般的な 「 R の安全な移動先 」 を示してます。絶対安全というわけではありませんので、本当に安全かどうかは各局面でご判断ください。


水色マスで示しているように、キングから2マス以内の場所に R があれば K で R を守れる可能性が高いため、水色マスに R があれば比較的安全です。

しかし赤マスの位置に R があると Q にスキューアされる可能性があるため、赤マスの位置には R を移動させない方が良いでしょう。




上図で各マスの数字は、そのマスに R がある場合、Q からダブルアタックされる場所の数を示してます。

例えば d7 に R がある場合、Qa4, Qc6, Qe6, Qg4 の4ヵ所からダブルアタックされます。

上図から分かるように、K と同色マスに R があるとダブルアタックされやすく、異色マスにあるとダブルアタックされにくいです。

このことから K と R は異色マスにおいたほうが無難なことが分かります。

※ K から2マス以内( 赤枠内 )は対象外としてます。




上図で黄色マスの数字が高いことから、K と R をこの位置関係におくとダブルアタックされやすいため覚えておきましょう。




上図では K と R が Q からダブルアタックされることはありませんが、Rd7, や Rf7 または Kd4 とすると先ほどの位置関係になり、ダブルアタックされやすくなるため、それらは避けた方が良いでしょう。

Kd5, Rc5, Rc4, Rc3 なら R が K から2マス以内の位置にくるので比較的安全でしょう。
Ke5, Rc6, Rc2 は スキューア ( 串刺し ) される可能性があるため気をつけましょう。




水色マスに R があると Q からダブルアタックされにくいですので K を基準とした黄色ラインの位置関係を参考程度に覚えておきましょう。




K の位置が変わっても黄色ラインのパターンを覚えていれば問題ありません。




R を Q 側の K と同じ斜線上におくとダブルアタックされにくくなります
特に Q 側の K がセンター付近にある時、R を角マスにおくと効果的です。

ただし R 側の K や、Q の位置関係に気をつける必要があります。
上図では Ke8 が a ~ d ファイルの方へ行くとダブルアタックされる可能性が高まります。

R 側の K は Q から何度もチェックされますが、Q のチェックだけでは手数が増えるばかりです。

R が縦横に動いて Q 側の K をチェックできる利点もあります( Q 側のチェックが途切れた時 )。


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