R 側 K の安全な移動先




上図は R 側 K の位置の安全度を現してます。実際は局面によりますが1つの目安として知っておいた方が良いでしょう。

水色のセンター16マスに R 側の K があればメイトされることはないので比較的安全です。ただしダブルアタックやスキューアされる可能性はあるため油断できません。

ボードの端から2列目の白マスはメイトされる心配はありませんが、可能ならばセンター
16マスに戻った方がよく、不利となる端列に後退することは避けるべきです。

黄色マスは端列になるためバックランクメイトされる可能性があります。しかし R を ボードの端から2列目に置き、後述する second-rank defence を行えば抵抗できます。
あるいは可能なら白マスに移動した方が良いです。

ボード角付近の赤マスは R 側 K の行動範囲が制限されやすく、バックランクメイトされる可能性だけでなく、ダブルアタックも受けやすいため可能ならば白マスに移動した方が良いです。


R 側 K の安全な移動先を考える前に、R 側 K を動かすのはどんなときでしょうか?

より安全な位置へ移動するとき
チェックされて R でブロックできないとき
R を動かすと不利になるとき
R を守るとき
R に近づくとき
メイトを回避するとき
ピンを外すとき
ダブルアタックやスキューア、ディスカバードアタックなどを事前に回避するとき

などが考えられます。


R 側 K の安全な移動先

局面次第ですが一般的に

より安全な位置に移動する( 端列よりもセンターに近い方へ )
ダブルアタックやスキューアされない位置に移動する

の2つが基本となります。

「 R 側 K を動かすとき 」のところで述べたように必要に迫られて R 側 K を動かさなければならないことも多いです。

この記事の最初にあった色分けによる安全位置の他にも下記事項が R 側 K にとって比較的安全な位置となります。

R から2マス以内の場所へ移動する
R を守れる可能性が高くなります。


下図の位置関係になることを避ける
ダブルアタックされやすくなります




R 側 K の移動先がダブルアタックされないか確認するには下図のように R から斜めのマスをまず見ます。ダブルアタックがかかるのは R に対して斜めの位置に Q があるときだからです。


上図の黄色マスに Q がきたときチェックされなければダブルアタックはかかりません。

具体的には2重丸の位置ならばダブルアタックされません。しかしこれには注意が必要で、2重丸の位置でダブルアタックはされなくとも、Q からチェックされる可能性はあり、チェックされて K が R から遠ざかっていくとダブルアタックされやすくなります。
要は R と K が離れ過ぎた状況になることは避けるべきです。


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