ドローになる局面


Q 側がミスをすればドローになる局面があるため Q 側は注意することと、R 側はドローにできるチャンスを逃さないようにしましょう。


黒先手の局面です。

まず Q 側はこのような形にしてはいけないことを覚えましょう。

1...Ra7+ 2.Kb6 Ra6+ 3.Kxa6 でステイルメイト
または白 K が後退すれば Q を失いドロー

1...Ra7+ 2.Kb5 Rb7+
白 K が a, b ファイルにいる限り R からのチェックが続きます。

3.Kc5 Rc7( 下図 )


Q を失うことになりドローとなります。




駒配置を右に1つ移動したらどうでしょうか?

1...Rb7+ 2.Ka6 Ra7+ 3.Kxa7 ステイルメイト

この局面も結局ドローになります。





駒配置をさらに右に1つ移動したらどうでしょうか?

1...Rc7+ 2.Kd6?? Rc6+ ではドローになります。

1...Rc7+ 2.Kb6 Rb7+ 3.Ka6 ならドローになりません。しかし余計な手数がかかりこの後 Q 側が R を奪うかメイトすることができなければ50手ルールでドローになります。



別の局面


まず覚えておきたいのはドローを招くので上図のように Q で 黒 K を閉じ込めるのは悪いです。

c ~ h ファイル上で 白 K が R を取ればステイルメイトになるため、2nd ランク ( 図の 7th ランク、黒から見れば 2nd ) で R はチェックを続けます。




この局面になったら ...Rd6+ でドローになります。




あるいはこうなってドローです。


しかし R 側は始めの図から気をつけなければならないことがあって


1...Rf3+??
2.Kg2 Rg3+ 3.Kf1 Rf3+ 4.Ke2



R を Q に取られるのでチェックはできず Q を動かせるようになります。


次へ → メイトパターン

コメント